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イマイチ気分が乗り切らないものの、ダルマのジンギスカンは最高に美味しくて、自棄になっていることも手伝ってお酒だけはやたらと進んでいた。
「二軒目に行こうか」
「おーっ!」
妙なテンションで私はサトル君と共に陽気に外に出た。
更に冷え込んでいる空気に少し酔いが醒めることを感じながらも、
次の店はどんなところだろう?
と歩いていると、
いやに妖しげなネオンの光が目につく路地に差し掛かっていた。
そう、ラブホテル街。
――えっと、もしかして?
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