第7章 若気のイタリ。

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――― ―――――― ―――――――― 皮肉にも、またチラチラと降る雪が少し忌々しい。 陸くんの店に着くころはもう11時40分で、バイトを終えた彼が「おつかれっしたー」と店を出てきたところだった。 彼は店の前に立つ私を見て、少し苦笑をした。 「こんばんは、有紗ちゃん。 有紗ちゃんまで、春香の真似事するんだ?」
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