第8章 ステップアップ

2/32

511人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
高宮さんは話を聞き終えて、なるほどねぇ、と相槌をうった。 「それで男なんてもういいと思ったんだ」 「はい」 口を尖らせながら頷くと、 「有紗ちゃんの気持ちは分かるけど、第三者の俺から言わせてもらえば、すべてどっちもどっちだと思うな」 と穏やかな口調ながらピシャリとそう告げた。 「―――えっ?」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

511人が本棚に入れています
本棚に追加