第10章 決断

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その後も春香と成美と楽しく飲んで語らい、馴染みの仲間は本当にいいなと感じさせた。 春香とは陸くんのことで一時はギクシャクしてしまったし、陸くんと流されるようにホテルに行ってしまったことは、結果何もなかったけれど罪悪感のように胸に残ってるけど、 今幸せそうな春香の姿に心底良かったなと思える。 やりがいのある仕事と、楽しい語らえる友達と、美味しいお酒と、それさえあれば『恋愛』がなくたって十分すぎるくらい充実している。 どこか自分に言い聞かせるように美味しい焼酎・鍛高譚(たんたかたん)をクイッと口に運んだ。
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