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ウンディーネの像から離れて止まっていた馬車に乗り込みクォーターレインへと帰る
noaでヨミシに無事にクエストを終えた報告を済ませた
帰りの道中はクエストの話やレベルが上がった話で盛り上がっていた
一人外を眺めボーッと考え事をする薫
..次はアントメア平原か、アーネストリ級の魔族がいた事を考えると何らかの妨害がありそうだな
皆から離れ、一人考え事をする薫に近づくソフィ
「どうしたの、また考え事して」
「いやっちょっとな」
ソフィは薫のおかげでいつもクエストが上手くいくことを知っている
一見考え過ぎにも見える薫だがヒュドラとの戦闘を避け、何故ヒュドラが移住したのかの推理まで明確に当てていた
それだけではなくこれまでの事を考えると薫こそが一番の功労者だ
ソフィは考える薫の邪魔をするでもなく、特に何もせず只横に座る
「何か出来る事があったら何時でも言って」
「あぁありがとうソフィ」
..馬鹿ね、お礼を言うべきなのはこっちなのに
ソフィは薫の肩に頭をそっと預けて2人は馬車に揺られていた
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