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《薫の部屋》
朝の7時、宴が夜遅くまで続いた次の日
朝10時にはアントメア平原へ向けて旅立つ予定だが寒さの残る部屋で力尽きたように資料に埋もれて寝ている薫
資料の中身はアントメア平原についてやニブルヘイムの物まである
情報が大事な武器だと知っている彼は深夜まで宴があったにも関わらず、部屋に戻った後キッチリ調べていたのだ
薫が夢へと旅立っている頃ソフィは
ガチャッ カチャッ
入念に銃の手入れを行っていた、こまめにメンテナンスをしないと弾詰まりや暴発の原因になる事を彼女はよく知っているからである
ゲーム内でこの彼女の常識が通用するかはわからないが長年銃と連れ添った彼女の日課だった
銃を信じ、ずっと1人で行動してきたソフィにとって仲間と助け合う今の現状は戸惑いを隠せない時があったが、不思議と嫌な感情ではなく、何か心の隙間を埋めてくれる..そんな感じだった
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