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プロローグ
勇者は、魔界の門の前に立っていた。
勇者
『この先に大魔王がいる…僕一人では、ここまで辿り着けなかった。』
漆黒の巨大な扉は、禍々しくも荘厳であり…来る者を数百年の間、拒み続けてきた。
勇者は、強い魔界の障気を放つ門に両手をつき出すと…
『7匹の古龍達、力を借りるね』
勇者の胸に納められていた玉虫色のペンダントから七色の光が溢れだし勇者の体から金色のオーラだ立ち上る。
勇者が、両手に力を込めると数百年…浸入を拒み続けた門が、ギシギシと抗議の悲鳴を上げながら開いていく。
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