勇者に迫る暗雲

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萎びた枯れ枝の様な指が…やまさきを襲う⁉ 後…数センチ… やまさきは、突然の事に体が動かない… 手が…鼻先に掛かろうとした所で⁉ 戦の神の司祭すぎもん✨ 『やまさきさん!?危ない❗』 すぎもんは、白銀に輝くメイスを枯れ木の様な手に叩き付けた‼ ローブ姿の老婆 【ぐぅぎぃぃぁぁぁあ】 老婆姿の亡霊は、ユラリと後ろに後退すると…凄い形相のまま…すぎもんを睨み付ける。 戦の神の司祭すぎもん✨ 『この老婆…怨霊の上位に位置するレイスです…やまさきさん…手が触れた瞬間に魂を抜き取られますよ⁉』 義賊やまさき✨ 『こんなか細い腕の老婆が…か?((((゜д゜;))))』 戦の神の司祭ゆたわか✨ 『レイスは、通常攻撃を一切受け付けない魔物…その手は吸魂と呼ばれ即死を招き…その声は…』 その時⁉レイスは醜い顔を歪め大きく口を開いた‼ 【ぐぅきぃぃぃぁぁぁあ】 レイスの雄叫びを聴いた瞬間…パーティーの全てのメンバーは心臓を鷲掴みにされた様な恐怖と悪寒に襲われ… 地に片膝を落とし冷や汗を流していた… エンチャンター凪砂✨ 『かはぁっ…あ…こ…怖い…』 等しく全員が…恐慌状態に陥ったのだった。
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