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俺は、再び目を覚ました。
そして、周囲を確認してゆっくりと動いてみた。
次第に身体が自分に馴染むのか次第に動きやすくなっていった。
気がついた時にお腹一杯だった俺の身体は、どうやら暫くは食事をしなくても平気なようだ。
食い溜め?のようなものか?
そう言えば野生生物などは、食物が毎日手に入る訳ではないのだから、そう言った習性が有ると聞いた事が有るような気がする。
何だかわからないものが俺の守護をしてるとは言っても、食事やそう言った面倒は見てくれないようだしな。
となれば、出来るだけ早く身体を慣らして、ここから出て獲物を探し、狩りをする訓練をしなければ、餓死する事になるのは目に見えてる。
医師という職業柄冷静に分析する癖が俺にはあるようで、こういった時には役に立つのかな。
俺は、数日その洞窟で自由に動けるように訓練を続けた。
そして、遂に俺はある日・・・・・・・・洞窟を後にした。
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