第二章

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『虎』side 楽屋に入ると、榛ちゃんと、凛弥が居た。何んかこそこそ話してるみたいだったから。 聞き耳立ててたら、あ...凛弥達、龍崎ちゃんの話してる。 おいらは、自然と変なことを思った 此奴らの、今の声のボリュームを今聞こえてるのは いっつも、うるさい龍崎ちゃんがいないからだってことに。 龍崎ちゃんがいると、賑やかってゆーかうるさいもんねー。 なんて、思っていると 何時も通り機嫌の悪い山アキが登場した。 嗚呼 、山アキってのは、俺らのグループで一番最年少の【山本晶】のことね。 そんな、晶に榛ちゃんが話しかけた あ、榛ちゃん...ふふ。 いっつもこの二人は話がぎこちない。 あ、龍崎ちゃんのこと話してる。 ん ? んん ? あれ、これって。 ははーん、どうするかなー。 山アキが、必死に榛ちゃんに言い訳探して話してる様がどうも可哀想に見えて来ちゃった。 なんて、思っていると、凛弥と目が合った。 ん ? 何なんなのさ。 凛弥は、目でドアに行けよ、と俺に訴え始めた。 なーんでよ、あ。そう言う事? はいはい。いくよ。まったく。 心の中でグチグチ文句垂れながら おいらは、出口に向かって歩いていったら。 『リーダーどっか行くの?』 あ、榛ちゃんが話しかけてきた。 『んー、トイレ。』 適当に答えると、 『そ?行ってらっしゃい。』 ふう。吃驚したあ。 がっちゃん。ここのテレビ局の扉は重たいよ。 なんて、思いながら楽屋を後にした。
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