1人が本棚に入れています
本棚に追加
楽屋in『榛』side
楽屋に入ると既にみんな揃っていた。
そしてその場の空気は少し重かった。
元気印のあいつがいねぇんだもん、そりゃそうだよな。
なんて思いながら、席に着いた。
「榛くん、おはよう。」
ああ、おはよう 。凛大丈夫?クマあるよ目の下。
そう俺が言うと小さい声で、凛弥は話し始めた。
「あー、昨日の夜ね龍崎さんと、ふたりでスタジオ収録してたんだけど、後半にね、龍崎さんが胸に手を当てながら静かに倒れていったのよ。その時現場にいたもんだから一緒に病院に行ったわいいけど。ね。寝れるわけなくて。」
ほんとに小さな声で、口早に話す凛弥は相当疲れたんだろうななんて思いながら、コーヒーを入れてあげた。
「榛くん有難うー。」
最初のコメントを投稿しよう!