第二章

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『晶』side っよしと、準備も整ったし 仕事に向かうとしますか。 車に乗り込み、サングラスを装着し シートベルトをし、車の鍵を廻しだす。 あー、ムカつく。 1時間でつくはずだったんだけどなー 俺は車を出した後、何時もなら行かない 道に出ちまったもんだから 渋滞に引っかかったことにイラつきを隠せないでいた。 『あ !山本 !... おはよう 笑 』 ん ? 榛さん ? なんすかその微妙な空気。 あっ、俺は思わず口元を手で覆った やっべ。思ったこと言っちゃった。 あー。なんて言われんだろう俺。 びくついてる俺とは裏腹に、目の前の榛さんは驚いた顔をしていた。 『...え、晶お前冗談?知らねぇ訳無いよな?』 物凄い剣幕で俺を睨みつける榛さんが怖くて嘘を言ってしまった。 はっ、知ってるつーの。アレだろ? 『そう、そう。大丈夫かな、雅...』 あ、良かったバレずに済んだ...え? 何、なんの話してんのこの人。 『助かると、いいね。』 そう、榛くんが独り言の様にポツリと言った時だった。 『当たり前じゃない。助かるに決まってる。馬鹿な考えしないで頂戴。』 ドキツイ言い方をするのは、うちの噺家みたいな凛弥だった。 何、みんななんの話してんの。 俺は1人困惑していると、リーダーが席を立った 『リーダーどっか行くの 、?』 榛さんがリーダーに話しかけた。 其れその場に居た凛弥と、俺は 少し動きが止まった。 『んー、トイレ行ってくる。』 そ?行ってらっしゃい。 ごく普通に答えるリーダーの言葉にいつも通り答える榛さん 俺らはほっと肩を降ろした。
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