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『晶』side
っよしと、準備も整ったし
仕事に向かうとしますか。
車に乗り込み、サングラスを装着し
シートベルトをし、車の鍵を廻しだす。
あー、ムカつく。
1時間でつくはずだったんだけどなー
俺は車を出した後、何時もなら行かない
道に出ちまったもんだから
渋滞に引っかかったことにイラつきを隠せないでいた。
『あ !山本 !... おはよう 笑 』
ん ? 榛さん ? なんすかその微妙な空気。
あっ、俺は思わず口元を手で覆った
やっべ。思ったこと言っちゃった。
あー。なんて言われんだろう俺。
びくついてる俺とは裏腹に、目の前の榛さんは驚いた顔をしていた。
『...え、晶お前冗談?知らねぇ訳無いよな?』
物凄い剣幕で俺を睨みつける榛さんが怖くて嘘を言ってしまった。
はっ、知ってるつーの。アレだろ?
『そう、そう。大丈夫かな、雅...』
あ、良かったバレずに済んだ...え?
何、なんの話してんのこの人。
『助かると、いいね。』
そう、榛くんが独り言の様にポツリと言った時だった。
『当たり前じゃない。助かるに決まってる。馬鹿な考えしないで頂戴。』
ドキツイ言い方をするのは、うちの噺家みたいな凛弥だった。
何、みんななんの話してんの。
俺は1人困惑していると、リーダーが席を立った
『リーダーどっか行くの 、?』
榛さんがリーダーに話しかけた。
其れその場に居た凛弥と、俺は
少し動きが止まった。
『んー、トイレ行ってくる。』
そ?行ってらっしゃい。
ごく普通に答えるリーダーの言葉にいつも通り答える榛さん
俺らはほっと肩を降ろした。
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