45人が本棚に入れています
本棚に追加
「志桜ーっ!!!」
「あ、旭くん」
ちっ、糞餓鬼めが…自分が子供やと思うて最大限に見てくれ利用しくさりやがって。
それは俺のやっちゅーねん。
「んー、志桜ってあったかくって柔らかくてええ匂いや」
徐にそいつが飛び込んだのは志桜の胸………
「志桜さん、旭がえろうすんません…」
せや…餓鬼なんぞ連れてくんなや。
「子供は好きなので大丈夫ですよ?それより、おきぬさんに無理言ってしまってすみません…」
「ええんや、志桜は命の恩人やもん……なぁ、嫁に来ぃへん?」
「えっ、あたしおきぬさんより年上なんだけど……」
「年の差なんて関係あらへん」
「こいつは俺んや」
この糞餓鬼を志桜から引っ剥がすと、余計くっつくから始末に終えない。
「志桜ー、このおっちゃん怖い~」
…おっちゃんやと?このつるつるでぴちぴちのお肌の俺におっちゃん…いてまうぞ糞餓鬼が!!!
「烝さん、旭くんはまだ子供なんだよ?ごめんね、旭くん」
志桜に抱き締められて、こっそりこっちに舌を出す糞餓鬼が子供やから許されるとは到底思えへん。
俺がそない所にくっついたら変態さん扱いされんに…飴玉詰まらせるような阿呆には負けられへん。
俺とこいつの戦いは今始まったばかりや ――…
To be continued?
最初のコメントを投稿しよう!