第1章

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「はぁぁ。部活どうしましょ・・」 「なんだ、みや。まだ部活決めてなかったのか?俺の言うとおり帰宅部にすればいいだろ?」 「なによ!けどな・・あぁっっ!!創輝、私先帰るわ!」 「なんだ・・?」 カタカタ。みやの部屋から携帯をうつ音が聞こえる。 【こんばんは。小山君って部活決めたんですか?】 みやは、先生からの「仲いいやつとでも入れば?」という言葉を思い出したのだ。 ピロン! 【僕は、もう空手部って決めてるんだ。玉井さんは?」 「空手部かぁ。空手部って女子枠あたっけ?」 みやは、すぐさま調べる。 「あった!えと・・、女子は現在1名ぃぃ!?」 みやは、あまりの少なさに驚いた。まぁ、空手部に興味を持たない女子が多いことは事実。 みやはめげずに、仮入部を決める。 【小山君!私、空手部・・仮入部することにしたよ!】 着信音。 【そっか!?けどなんで?玉井さん、そんなタイプじゃないと思ってたんだけどな。】 うっ!まぁ・・うん。ガンバロウ。 翌日、みやは空手部の仮入部届を出し、道場の様子を見に行った。 「ハァ!セイ!」 みやはびっくり。 あの、伝説、、女子1名の中の一人がいた。  「ハァ・・ハァ・・」 空手部のポニーテールの女の子はみやに気づいたもよう。 「どうしたの?空手部に興味あるの?」 みやの方に、顔をむけた女の子はとっても美人さん。みやはまたまたびっくり。 「あっ!うぅ・・。そんなところです・・」 「そう!!女子すくないんだよ~。仮入部してくれるの?」 「はい・・」 「わー!大歓迎!あっ、入ってくれるともっとうれしいな!」 「あはっ・・アハハ・・」 そのとたん、男子も集まってきた。 男子も道着がとても似合う。 「あっ!新しい部員!?男子もいるよぉ!」 そういわれて出てきたのは、小山君。 確か、小山君はもう空手部だと決めていた。 それにしても・・やっぱ道着は似合う小山君。 微妙に女子と男子で、練習メニューが違う。 みやは、頑張るぞと心で叫んだ。
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