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「はぁぁ。部活どうしましょ・・」
「なんだ、みや。まだ部活決めてなかったのか?俺の言うとおり帰宅部にすればいいだろ?」
「なによ!けどな・・あぁっっ!!創輝、私先帰るわ!」
「なんだ・・?」
カタカタ。みやの部屋から携帯をうつ音が聞こえる。
【こんばんは。小山君って部活決めたんですか?】
みやは、先生からの「仲いいやつとでも入れば?」という言葉を思い出したのだ。
ピロン!
【僕は、もう空手部って決めてるんだ。玉井さんは?」
「空手部かぁ。空手部って女子枠あたっけ?」
みやは、すぐさま調べる。
「あった!えと・・、女子は現在1名ぃぃ!?」
みやは、あまりの少なさに驚いた。まぁ、空手部に興味を持たない女子が多いことは事実。
みやはめげずに、仮入部を決める。
【小山君!私、空手部・・仮入部することにしたよ!】
着信音。
【そっか!?けどなんで?玉井さん、そんなタイプじゃないと思ってたんだけどな。】
うっ!まぁ・・うん。ガンバロウ。
翌日、みやは空手部の仮入部届を出し、道場の様子を見に行った。
「ハァ!セイ!」
みやはびっくり。
あの、伝説、、女子1名の中の一人がいた。
「ハァ・・ハァ・・」
空手部のポニーテールの女の子はみやに気づいたもよう。
「どうしたの?空手部に興味あるの?」
みやの方に、顔をむけた女の子はとっても美人さん。みやはまたまたびっくり。
「あっ!うぅ・・。そんなところです・・」
「そう!!女子すくないんだよ~。仮入部してくれるの?」
「はい・・」
「わー!大歓迎!あっ、入ってくれるともっとうれしいな!」
「あはっ・・アハハ・・」
そのとたん、男子も集まってきた。
男子も道着がとても似合う。
「あっ!新しい部員!?男子もいるよぉ!」
そういわれて出てきたのは、小山君。
確か、小山君はもう空手部だと決めていた。
それにしても・・やっぱ道着は似合う小山君。
微妙に女子と男子で、練習メニューが違う。
みやは、頑張るぞと心で叫んだ。
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