2D彼女

"彼女"との出会い

「今の私は、すでに明に捨てられていますから...
なので行き場のない私は初期化したほうがよいのです。」

いくら機械の中の女の子とはいえ、１つの存在を消してはいけない、
と俺は思った。

きっとこの時に"この子"と出会っていなかったら、
俺は今まで通り普通で何もない高校生活を送り終えていたのだろう。