第2章

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「この世界はつまらない......」 少年は空を眺めながら、ふと呟いた。 漆黒のフードを深く被った少年はどこか悲しげだった。 「そんなにこの世界がつまらない? 澪(レイ)」 突然、澪の後ろから女性の声がした。 澪「アリス.......」 アリスと呼ばれた女性は微笑んだ。 肩まで伸びた黒髪は陽の光を浴びて輝いている。 金色の瞳はとても優しく澪を見つめていた。 ア「私は、この世界が好きよ..... それより、主人が呼んでいるわ。」 澪「........わかった。」 澪はそっとその場から離れた。 その場に残されたアリスは 悲しそうに澪が居た場所を見つめていた。
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