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ディディーは数分歩いて井戸をみつけた。
喉がヒューヒューと鳴いて水を求めていた。
すぐさま井戸に駆け寄ると、がらがらと縄を引っ張り水を組み上げる。
光を跳ね返すみずがいまは、輝かしい女神に見える。
「んっ、、、!はぁっ。」
女神を飲みむと、喉は、嬉しそうゴクと、おとをたてた。
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フラッダはいま壁に身を寄せ何かから隠れていた。
壁から、そっと顔をのぞかせキリリとした目をさらに尖らせる。
そのめの先には汚れたいかにも怪しいゴミがいた。
「きたねーゴミだな。怪しすぎるし。なんだあのゴミ?」
フラッダは、ゴミもとい人が嫌いだが、見殺しにはしない優しい人間である。
だから、目の先にいる、怪しすぎるゴミが他のゴミに危害を加えるのではと見ている。他のゴミに何かあったら胸くそ悪いという考で隠している正義心が痛むからだ。
怪しすぎるゴミは、水をのみ終えたら、また、水をくもうとしていた。
目の前の作業に必死になっている今は、最高のチャンスである。
フラッダは、おとをたてぬよう近づくとなれぬ手つきで怪しすぎるゴミを地面に押さえつけた。
「おい!おまえ、だれだ!この辺のやつじゃないだろ!怪しいんだよ。」
「!!!?......ぇ」
「....なめてんのか!このゴミ野郎!」
押さえつけたゴミの髪をひっつかみ頭をあげる。その時やっとゴミの顔が見えた。
「!!!!ディッ!!」
はっ、と口を押さえ声を遮断する。
今ここでこのゴミの名を叫べば大騒ぎになり大変な事になるからだ。
なので、顔をちかずけボソボソと質問をした。
「おい、ディディー。おまえ、何しにここに来た。」
「??それが、僕の名前なのかい?」
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