来栖 ~賭け事~

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《…ミツケタ…ミツケタ…》 「我の勝ちだな」 一度光に飲み込まれ姿を消したが、また闇によって引き戻され、未だに目を覚まさない118の隣に腰を下ろした。 そして、煙草をふかし赤黒く燃える夜空に肺に含んだ煙をはいた。 「前より少し痩せたのではないか?118いや…『翠』よ」 早く思い出せ‥ 総ての事を… 何千年の時を経て探し出したのだから… 「悪いが最期まで付き合ってもらうぞ…」 その言葉は闇へと溶けていった。 † 来栖 ~賭け事~ 完 †
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