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ボロボロと崩れ落ちていく084をとても愉快そうに見る観客は一斉に奮闘した。
『おお~!!素晴らしい』
次は自分だと唇を噛みしめる。
「クックッ、随分と受けが良いな。さて、118お前の番だ」
(あいつ等の手で死ぬのだったらいっそのこと自分で…)
液体を受け取り口に含む。
喉から徐々に血液へ入り込み体中が焼け付く。
084もこんな思いをしたのだろか。
全てが砂と化した084の隣に倒れ込みあまりの苦しさから自分の胸に爪をたてた。
段々と意識が薄れ【死】という名の娯楽に自分は逝けると一筋の涙を流した。
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