第1章

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ノ―――――‐… 神さま、私が何をしたというのですか・・・・。 や、そりゃね? 中2のGWを延長して、中3の夏の今まで学校サボってたけど!! でも、私だって特殊な人間じゃない。 高校生になりたいよ!! 「せんせー…何とかならない?」 「さあ…。何とも。筋肉馬鹿を入れてくれるような私立の学校、探したら?サボった自分を恨むのね。」 こ、この先生め! 先生って困ってる生徒を助けるためにいるんでしょ!? や、サボりだし最初はちゃんと心配してきてくれた。 段々忘れられていったんだ。 あはっ(p*・ω・)p 「どーしよー…。」 と、つぶやいたのは自宅。 たくさんの私立のパンフレットが床に散らばっている。 「こんな予定じゃなかった!!!」 と、叫んだって意味がないのに。 どうしたんだろ。 めずらしく、ネガティブだ。 「やっほ~♪凪咲っ」 と、お気楽な声を上げて入ってきたのは…。 「なによ、絵梨奈」 こちら、咲山絵梨奈(サキヤマエリナ)。 絵梨奈っていうのは、従妹で、結構ウザい。 ポジティブっていうか、元気すぎ…? 2つ年上なんだけど…。 「ん?やっと、進路決める気になったの?凪咲。」 「ええ、ええ、そうですよ!さっ、絵梨奈、帰ろっか!学校、帰りなよ!」 「まってよ~、じゃー、この学校は?私の学校だけどね~!」 と、持ち上げたパンフレット。 そこには、『私立山海学園』と書いてあった。 「え~、絵梨奈と一緒じゃなくていいよ。」
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