0人が本棚に入れています
本棚に追加
ノ―――――‐…
神さま、私が何をしたというのですか・・・・。
や、そりゃね?
中2のGWを延長して、中3の夏の今まで学校サボってたけど!!
でも、私だって特殊な人間じゃない。
高校生になりたいよ!!
「せんせー…何とかならない?」
「さあ…。何とも。筋肉馬鹿を入れてくれるような私立の学校、探したら?サボった自分を恨むのね。」
こ、この先生め!
先生って困ってる生徒を助けるためにいるんでしょ!?
や、サボりだし最初はちゃんと心配してきてくれた。
段々忘れられていったんだ。
あはっ(p*・ω・)p
「どーしよー…。」
と、つぶやいたのは自宅。
たくさんの私立のパンフレットが床に散らばっている。
「こんな予定じゃなかった!!!」
と、叫んだって意味がないのに。
どうしたんだろ。
めずらしく、ネガティブだ。
「やっほ~♪凪咲っ」
と、お気楽な声を上げて入ってきたのは…。
「なによ、絵梨奈」
こちら、咲山絵梨奈(サキヤマエリナ)。
絵梨奈っていうのは、従妹で、結構ウザい。
ポジティブっていうか、元気すぎ…?
2つ年上なんだけど…。
「ん?やっと、進路決める気になったの?凪咲。」
「ええ、ええ、そうですよ!さっ、絵梨奈、帰ろっか!学校、帰りなよ!」
「まってよ~、じゃー、この学校は?私の学校だけどね~!」
と、持ち上げたパンフレット。
そこには、『私立山海学園』と書いてあった。
「え~、絵梨奈と一緒じゃなくていいよ。」
最初のコメントを投稿しよう!