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こんな愛らしい子はいなかっただろう。
いつもお気に入りのスリッパや、赤いカゴ、洗濯ネットを咥えて走って、よくベッドによじ登ってきては顔を舐めて…。
お骨は家に持ち帰って、祭壇を作ってあげた。
今度、彦斎に美味しいチョコレートを買ってきてあげよう。
もっと、チョコレートとか食べさせてあげれば良かったね。
体にちょっとくらい悪くても、人間だって同じようなことしてるんだし、好きなものを食べさせてあげれば良かった。
あなたが大好きだよって、眠る家族に呟いた。
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