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「おーい!春翔!」
少し離れたところから僕―四季春翔(シキハルト)の名前を呼ぶ声。
朝からうるさいとは思っているけど、注意して治るものではないと長い付き合いの中でわかってる。
そのうるさいやつは水瀬拓斗(ミナセタクト)、僕の同級生で幼馴染み。
魔法科高校でも同じクラスの腐れ縁。
朝から大声を出してる辺りから察することもできるけど、基本的にはバカ。
て言うかバカ。
「なんか冷たくねっ!?」
追い付いたバカ・・・失礼、拓斗は心の声を読んだかのように・・・
「駄々漏れだわ!!」
「なんだ・・・」
ついつい口に出しちゃったのか・・・
「でも本音だし」
「とどめ刺された!?」
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