1章

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「おーい!春翔!」 少し離れたところから僕―四季春翔(シキハルト)の名前を呼ぶ声。 朝からうるさいとは思っているけど、注意して治るものではないと長い付き合いの中でわかってる。 そのうるさいやつは水瀬拓斗(ミナセタクト)、僕の同級生で幼馴染み。 魔法科高校でも同じクラスの腐れ縁。 朝から大声を出してる辺りから察することもできるけど、基本的にはバカ。 て言うかバカ。 「なんか冷たくねっ!?」 追い付いたバカ・・・失礼、拓斗は心の声を読んだかのように・・・ 「駄々漏れだわ!!」 「なんだ・・・」 ついつい口に出しちゃったのか・・・ 「でも本音だし」 「とどめ刺された!?」
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