1章

3/13
前へ
/75ページ
次へ
朝から拓斗とコントを繰り広げながら共に高校へ向かう途中、新月燈(シンゲツアカリ)と会った。 燈とは高校に入ってからの友人。 もうすでに2年間同じクラスなのだから仲良くもなるだろう。 「やっほー!相も変わらずの3人だねー」 「腐れ縁ってやつだな・・・」 「おっ!見ろよ春翔!あの娘可愛くないかっ!?」 僕が燈と挨拶を交わしている間に、拓斗は可愛い子探しに夢中だった。 これも相変わらず・・・ だけどこの空気が気持ちいい。 「あ!あの娘も可愛い!!」 たまにやかましくもなるが。 ただ、今日に限っては拓斗が浮き足立つのもわからなくはない。 魔法科高校の入学式。 そんな日に、初々しく可愛い新入生に目が行くのは拓斗なら当たり前のこと。 まぁ僕には関係ないことかな・・・
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加