113人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
私は、オジさんとの格の違いをどうとも思わなかった。
多分、オジさんの見た目が普通過ぎるのと、年齢的に自分を優位と感じていたから。
好きだけど、この人との結婚は考えられないし、結婚のゴールのない恋愛は時間の無駄とも思う。
もう一度ぐらい結婚してもいいよね。
頭の隅にあった、オジさんの『事の顛末』が、オジさん自身の性質によるものと、私に刷り込ませていた。
私のことは『遊び』だと。
だからオジさんの『愛してる』なんて、性欲の成せる技なのだと自分に言い聞かせた。
私は、オジさんが飽きるまで、オジさんの恋愛ごっこに付き合うつもりでいた。
最初のコメントを投稿しよう!