平穏崩れて俺は『魔法少女』になる話

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この日も日常は変わってない。 高校生の春日マイトは、連休明けの登校に少しボンヤリしていた。 というのも、早い話マイトはアニオタである。 それ以上でもそれ以下でもない。   2年B組。 マイトが教室に入ると、いきなり2人が飛び出してきた。 「いよぉ、マイト!」 「お前結局見たのかよ、『映画:魔法少女ジェネシス』!しかも美姫ちゃんと♥」 「!!!!!!」 クラスメートの金池タスキと花沢アズマだ。 マイト「まさかおめーら、見てたな…!?」 タスキ「見てた。」 マイト「おまいら、あの時旅行行くとかゆーのは嘘だったのかよ!?」 タスキ&アズマ「そーで~す🎵」 マイト「何でそーなるんだよ!」 アズマ「どーせお前のことだ。俺たちが来ないってんなら美姫ちゃんを呼ぶと思ったんだ。」 マイト「畜生!ハメられたぜ!」 美姫とは、クラスメートの成島美姫である。 早い話がマイトの彼女。
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