第1章

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魚が腐ったような異臭。 ぬかるむ水たまり。 ポタポタと軒をつたってしたたる泥水。 決して拝むことはない太陽。 この暗い地下街をまだ若い青年二人が歩いていた。 静かに息を吸って、顔を歪めた。
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