桃花

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桃花

恥じらいの桃色 仄かに開いて 春の息吹きに 集いて目覚める 百花繚乱 色鮮やかに 悪しきを鎮め 昇華する 目にも優しき 清き花 無邪気に咲いて 香り立つ 神が愛した 桃の花 その身を零れる 甘い蜜 喉を潤し 一夜限りの夢を映す 掌に受けた 神の酒 それすらも 遥か桃源郷の幻…
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