秋桜

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秋桜

薄紅色の波に攫われ 一瞬 キミを見失う 秋風に揺れる秋桜の群れに紛れ 見せたキミのいつもの笑顔が どこか切なく映るのは 去り行く夏の名残の幻? 感傷的な一陣の風が キミの頬を撫でていき 臆病なボクはキミを抱きしめる あの切なに揺れる 薄紅の秋桜の花の波に キミの心が攫われないように…
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