寒椿
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寒椿
寒月の下 咲くは赤い寒椿 白い無垢げな真綿の雪を その葉に受けて なお美しく 凛とした姿の中に 青い月影 仄かに その名に 春を戴きし冬の花 それでも 春の暖かさを待たず 凍えた息吹を吸い込んだ 赤い花弁は炎の如く 雪の地面に ぽとり…ぽとりと舞い落ちる その花は 赤い涙か この地に 生きた証しか… 落ちても なお 白い大地に 華を咲かせて
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