第二章

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わらわについて来い・・・ 見失えばそなたは時空に取り残されることになろう・・・・ 暗い世界をひたすら走る。 前に進んでいるのかどうかも分からない。 方向感覚が狂わされて気持ち悪い。 頼りになるのは頭に直接響く声と、遠くに光小さな一つの灯りだけ。 「どこまで走ればいいんだよ!!!先が分からねぇ!!!」 もう少し・・・ あと少しの辛抱だ・・・ 出口はすぐそこに・・・ 「あれか・・・!!!」 小さな灯りの向こうに、大きな光が見えた。 灯りは光の中へ飛び込み、それを追って俺も光の中へ飛び込んだ。
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