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何が起きたかは分からない。
ただ、眩しすぎる光に包まれて俺は意識を失った。
「おい、お前。こんなところで何をしている」
「・・・・・あ?」
声が聞こえて目を覚ますと、俺はうつ伏せで倒れていた。
顔をあげて周りを見渡せば、どこかの森の中だというのは分かる。
一体ここはどこなんだ。
「何故こんなところで倒れていたか理由を聞きたいところだが、ここは危険だ。
俺が送ってやるから、早く都の中へ入った方がいい」
そいつは俺を立たせようと手を差出し、俺はその手を握って立ち上がった。
「あなたは・・・・!!!」
立ち上がった俺の顔を見て、そいつは目を見開いて驚愕の声をあげる。
「・・・??」
「いや、そんははずない・・・・」
訳のわからない俺を余所に、独り言を繰り返していたそいつはしばらくしてから「行くぞ」と言って歩き出した。
起きたばかりの頭で何が何だか分からないが、ひとまず俺はそいつについていくことにした。
年は俺と同じくらいだろうか。
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