第一話・・・プロローグ

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二つ目の特典、言うか。 「後は、俺がやってきたゲームに出てくる、資材、武器、アイテムを自由に取り出せるデータバンクとISを設計するためのパソコンが欲しい。」 神様「桜花よ、自分で造るのか?」 桜花「ああ、自分で造りたい、楽しそうなんだよ。」 神様はそんな俺を見て笑っていた。 何か、暖かいな。 「三つ目はな、2機目の素体が欲しいんだ、最初で二つあると何かと楽だし、そこからISを組み立てるから。」 神様「なるほどのう、御主は本当に頑張り屋じゃな。」 俺は頑張り屋じゃないよ、 でも、何か落ち着くな、あ、そうだ、 「四つ目、良いかな?」 神様「ええぞ?」 これは、俺に取って本当の願いだ。 「俺の思い出となる記憶や、家族の思い出以外の記憶を抹消してくれ。」 神様「な、何じゃと!?しかし御主!」 神様は驚いた顔をしていた。 「良いんだ、家族以外の記憶は絶望にしかならなかったんだからさ。」 神様は思った、 (な、身体に纏わり付くような悲しみ、何故これほど、いや、それ程悲しみを受けて来たんじゃ、無理もない) 「わかった、じゃがな、わしと約束してくれんか?」 俺は、黙って頷く。 「無理に溜め込むな、御主はまだ幼い、話せる人がおらんなら今ここで私に打ち明けろ。」 打ち明ける・・・・ その気持ちだけで嬉しいよ。 「ううん、ありがとう、少し楽になった。」 神様「・・・でる場所は既に用意したぞ?、じゃがな、困ったら相談せい、良いな?」 「ありがとう、じいちゃん。」 神様は笑顔で 「うむ、しっかりな」 人は人と繋がれる、それが天を司る神だとしても、 何か、笑ってる、久しぶりに笑顔に笑えた。 「行ってきます。」 ゲートをくぐる、 いきなり視界が眩しく光、 突然ながら、 誰かが叫んでいた。 「危ないから!観客の皆さん避難してください。」 ?「来たのか、?あれ?、あそうか、ここはモンド・グロッソの大会、でも、俺、歳が10歳か。まあ、良いかな、やれるだけはやろう。ばれないように。」 事件が起きた、恐らくは、とある独りの誘拐と公開処刑をするのかな。 だったらやらせる気は無い。 「俺が止めてやる。」 何があっても、命を失わせない、 夢咲桜花がやらせない。
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