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二つ目の特典、言うか。
「後は、俺がやってきたゲームに出てくる、資材、武器、アイテムを自由に取り出せるデータバンクとISを設計するためのパソコンが欲しい。」
神様「桜花よ、自分で造るのか?」
桜花「ああ、自分で造りたい、楽しそうなんだよ。」
神様はそんな俺を見て笑っていた。
何か、暖かいな。
「三つ目はな、2機目の素体が欲しいんだ、最初で二つあると何かと楽だし、そこからISを組み立てるから。」
神様「なるほどのう、御主は本当に頑張り屋じゃな。」
俺は頑張り屋じゃないよ、
でも、何か落ち着くな、あ、そうだ、
「四つ目、良いかな?」
神様「ええぞ?」
これは、俺に取って本当の願いだ。
「俺の思い出となる記憶や、家族の思い出以外の記憶を抹消してくれ。」
神様「な、何じゃと!?しかし御主!」
神様は驚いた顔をしていた。
「良いんだ、家族以外の記憶は絶望にしかならなかったんだからさ。」
神様は思った、
(な、身体に纏わり付くような悲しみ、何故これほど、いや、それ程悲しみを受けて来たんじゃ、無理もない)
「わかった、じゃがな、わしと約束してくれんか?」
俺は、黙って頷く。
「無理に溜め込むな、御主はまだ幼い、話せる人がおらんなら今ここで私に打ち明けろ。」
打ち明ける・・・・
その気持ちだけで嬉しいよ。
「ううん、ありがとう、少し楽になった。」
神様「・・・でる場所は既に用意したぞ?、じゃがな、困ったら相談せい、良いな?」
「ありがとう、じいちゃん。」
神様は笑顔で
「うむ、しっかりな」
人は人と繋がれる、それが天を司る神だとしても、
何か、笑ってる、久しぶりに笑顔に笑えた。
「行ってきます。」
ゲートをくぐる、
いきなり視界が眩しく光、
突然ながら、
誰かが叫んでいた。
「危ないから!観客の皆さん避難してください。」
?「来たのか、?あれ?、あそうか、ここはモンド・グロッソの大会、でも、俺、歳が10歳か。まあ、良いかな、やれるだけはやろう。ばれないように。」
事件が起きた、恐らくは、とある独りの誘拐と公開処刑をするのかな。
だったらやらせる気は無い。
「俺が止めてやる。」
何があっても、命を失わせない、
夢咲桜花がやらせない。
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