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6年の月日が経ちました。
そして神様に言われた通りの試験当日
道や地図を予め確認していたから何とかだな、
いやしかし、辿り着いたは良いが、でかいな。
「お前か?試験を受けに来た者は。」
この人は確か、モンド・グロッソの出場者、一夏っていう人の姉だったかな。
「私は織斑千冬だ、IS学園の教師をやっている。」
ああ、納得、最強って言われていた人だったよ。
「初めまして、夢咲桜花です。男性でISはおかしいとは思っていますが、何分、世の中が世の中ですから。差別や卑劣社会は嫌いです。それだけは理解お願い致します。」
そういったら、
「なるほどな、頭も考えも確かなようだ、試験は学園の第二アリーナにて行う、ついて来い。」
怖いな、流石に、
まあ行くか。
しばらく歩くと?
「ひ、広いな、流石としか言いようがない。」
「悪いが、代表者と戦って貰う、しかし。先生方が出払っていて調度いい相手がいないんだ。悪いが学園の生徒会の会長と戦って貰うが構わ無いな?」
異論無し、
桜花「構いません、寧ろ、相手が強い方が好ましい、戦いを覚えられるので。」
千冬「ほう?珍しいな、だが、教えておく、学園の生徒会会長、名は更識楯無だ、気をつけろ?お前も霧纏の淑女(ミステリアスレイディ)という言葉は聞いた事があるだろう?」
「織斑先生、待たせては彼に悪いですよ?」
いきなり扇子を開いたと思えば何か書いてあった。
早急、
時間が押している、仕方ないな。
「改めて自己紹介するわね、私は更識楯無、よろしくね?夢咲君。」
「はい、よろしくお願い致します、生徒会会長殿。」
楯無「あら、別に砕けてもいいのよ?」
年上に対してそんな失礼な事はできないから、普通。
桜花「いえ、目上の人に対する礼儀を忘れてはいけない性分なので。」
クスクスと、笑っている、しかし、時間が無いなら、
「急ぎでしょう?早めにやらないと時間、過ぎますから。」
「へえ、私を前に逃げない人は久しぶりよ?」
感心、
「一応IS造ってきたから良いか。試すのには持って来いだ。」
興味、
「あら、お姉さん楽しみ。」
初めて起動するか、
[初期化、一次移行終了、単一能力解放。]
「知らないISかな、コアは何処から?」
「俺の部屋にありました。三つほど、家族が残してくれた、欠片です。」
失っていけない欠片だ、本当に。
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