1224人が本棚に入れています
本棚に追加
そういうのって、
あからさまにバカで
吐き気がする。
俺が本当に
喜んでいるかどうかも、
判らねえくせに。
銜え込んだものが
張り詰めてりゃ満足か。
こんなものは
ただの生理現象に過ぎないのに。
俺が愉しいのは、
そんなバカをこうして
見下ろす時だけだ。
俺は悪くない。
悪いのは、わざわざこうして
俺の残虐性をくすぐりに来る
バカの方だ。
──俺がどんな目で
世界を視ているか、
知りもしないで。
「てめえの仲間に、伝えろ。
……やって欲しいやつは、
いつでも、来いってな」
「……っ、え……?」
話しながらも、律動はやめない。
.
最初のコメントを投稿しよう!