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「おーうwwそう言えばゴリリンが屋上の金網を直しとけって言ってたけど何時やるww?」
「ゴリリンて…せめてゴリ林とかに…あ、音読みか」
「少なくとも今ではない……!!」
「「禿げ同(www)」」
屋上には転落防止用の金網が張られているが、潮風によってそれは錆びており今にも崩れそうだった。
少年たちが何故そんな場所に立ち入れるかと言うと……
「しかっしお前も良く考えたよなー『修理部』なんてよ」
「エロスが絡んだ時の俺は血行の速さが三倍になるんだよwwww」
彼等は部活動でここに居るのだ。
それも写真部などではなく修理部――彼等の代で設立したので愛好会となっているが、
歴とした技術者としてこの場に寝転がっているのだ。
もっとも、仕事よりも『私』事を優先しているが。
「お蔭で合法的に覗きが出来るという……」
因みに彼等が行っているのはかなりグレーゾーンの行為である。
更衣室を覗いたり撮影を行ったりはしていないようだが……やっちゃったらアウトです。
良い子の皆はくれぐれも真似しない様に!!
「…取り敢えずハンマーで叩いておくか」
「出たよハンマー万能説」
「壊す気ですねww分かります」
少年の一人が腰のポーチから一本の金槌を取り出した。
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