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ムカつく! ムカつくっ!! ムカつくっっ!!!
叫びたい感情を何とか押し込め、店を飛び出した私。鞄の中から、携帯をひっつかんで、即コール。すると、まるで待っていたかのように、すぐに繋がる電話。
” もしも~し、どした? ”
いつもと変わらず、陽気な声に、ほんの少しだけ肩から力が抜けた。
「まだ……仕事?」
いつも忙しくしてるから……まだ会社かもしれない、そう思ったけれど、電話せずにはいられなかった……
” さっきちょうど終わった、これから帰るとこだよ? ”
よかった……
「なら、○○駅まで迎えに来てくれない?」
” 駅ね、いいよ♪駅前のコンビニで待ってて、 ”
「うん……ありがと」
” どうした? 弱ってるな? ”
「……どうだろ」
” 声に元気がない ”
「そう……? でも、そう聞こえるなら……そうなのかも」
” ……すぐ行く ”
「うん……待ってる……ありがと、お兄ちゃん」
切れた電話。私は、グイッと目に浮かんだ涙を手の甲で拭った。
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