年下の彼 #2

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「よく覚えてるね」 「波多野いつも砂糖入れまくってたじゃんかっ」 「美樹…は、いいなっ」 「えっ?」 「なんで、俺お前と一緒にならなかったんだろーか?」 「は?何言ってんの?なんかあったの?奥さんと」 「んー、何でもない。夫婦にはいろいろあんだよっ」 「ん?何だかよく分からないけど、波多野らしくないよ。元気出して!」 「ああ……。」 「コーヒーとびきり美味しいの煎れるからねっ」 「美樹…」 じっと見つめられたら、なんか変…身動きとれない 櫂を嫌いで別れた訳じゃない。いつもの元気な櫂が好きなのに、急にどうしたの? 「大丈夫?そんなに見ないでよっ」 「あーぁ、わりい。美樹とは何でも言い合えたのになあ…」 「だから、どうしたの?話くらいなら聞くよ?」
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