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着物を脱いだけど、化粧までは落とさずに、なんか化粧バッチリで洋服に合わない
けどクレンジング忘れたし…いいかな
そのまま、朝子おばちゃんと母と別れて、平山くんのマンションに帰った
平山くんに、できればすぐに会いたくない
どこかに出かけていてくれればいいのに
マンションの鍵を開けて中に入った
玄関に見慣れない靴が2足?
誰だろー?
リビングの扉を開けると
そこに寛いでる平山くんと、年配の夫婦らしい二人がいた
「あっ…美樹さん…あの…」
平山くんが、しどろもどろでこっちを見る
「あ、あのね…俺の親…。今日沖縄から、ちょっと前にこっちに着いたんだって…」
「えっ?」
ご両親??
急にご両親と面会って
私の存在は、なんて紹介したんだろ?
同居人?恋人?
「…あ、えっと、夏目美樹です」
。
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