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それから、平山くんとご両親は久々に三人で夕飯を食べに出かけた
急いで自宅に電話をかける
しばらくして
「はい、夏目です」
母の声がした。ちょっと弾んだ声?
「ごめん、私。美樹っ」
「あー美樹?今あんたんとこ電話しようとしていたの。田中さん、お返事もう来たわよ。朝子おばちゃんとこに今連絡あってね。
正式に結婚前提で申し込まれたわよ。
素敵な男性だし、お母さんも賛成よっ」
…とりあえず?って言ったよね?とりあえず参加して断れって言ったよね?
忘れてるかな?
…って私が、あの場で言わなかったから、事が大きくなってしまった
期待させてしまったんだっ……。
平山くんが、好きなのに。平山くんは、大事に思ってくれてんのに
そんなに『結婚』がっ…魅力的だったの…?
。
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