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「はは、泣くほどお腹空いてたんですか?」
平山くんが、ニッコリ笑った
「…そんなに優しくしないでよっ…」
「美樹さん??なんで?そんなに泣くの?
ごめんっ。中華嫌いだった?」
「違っ…中華大好きっ
平山くんも大好きっ…」
私は馬鹿だっ…
結婚なんて、しなくてもいいじゃん
結婚するなら、好きな人がいいっ…
条件なんかじゃないのに
何となく周りに言われたから?考え込んじゃった
ボロボロ涙が溢れて溢れて止まらない
近づいて平山くんが、抱きしめてくれた
「美樹さん?大丈夫?何かあったの?」
平山くんに、しがみついて泣いた
「俺の部屋で少し話しよう?
ごめん、ちょっと寛いでいて」
平山くんが、言葉をかけた先にはご両親が心配そうな顔で立っていた
そうだった…ご両親いたのに…
そんな時にこんなに不安定でどうすんだろ?
。
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