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「うん、俺も美樹さんが好き…でも不安にさせてるのかな?
若いから?
結婚したいならっ、俺はやめたらいーよ…っ」
「な、何言ってるの?」
「いつか、またこんな不安がくるかもしれないよ…?
お見合い相手は結婚できるんでしょ?」
「結婚しなくてもいいー…
たとえ、平山くんとこの先うまくいかないことがあったとしても、それはそれっ。
今平山くんを手放したくないっ
こんな気持ちに気付くのに少し時間がかかっちゃった
好きなの
ごめんなさいっ」
「美樹さん…」
顔をあげた平山くんは、いつもの笑顔で微笑んでいた
近づいてきて、私の頬に伝う涙を掬い取るように、キスをした
そのまま唇が、軽く触れた
平山くんが、好き…
それ以外今は何もいらないそのまましばらく確かめ合うように唇を重ねた
。
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