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「それと…余計な口だしかもしれないんだけど」
「あ、はい…」
「私も調度、お父さんと出会った時が、28歳位の時でね。やっぱり周りに結婚しないのか?って言われて。昔は今より結婚早かったからね」
「はい…」
「今の二人と、似たような感じで、不安だったな。さっき潤が美樹さんのことを嬉しそうに話ていたのを見て……。」
「え?平山くん嬉しそうに話してたんですか?」
「仕事もできて、頭もいいし、気が利くってね。」
「はあ…恥ずかしいですね」
「不安なのもものすごく分かるわ、適齢期の娘さんを心配するお母さんの気持ちも」
「…はい」
「とりあえず…潤は、大事に思ってるみたいよ。夏休みには沖縄に美樹さん連れていくって張り切っていたから」
「はい、一緒に行かせていただきます」
。
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