31人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「うん、読んでみたい。オススメあれば教えて」
「じゃ、俺の部屋から取ってくるね」
「うん、待ってる」
ーーしばらく待っていたら、平山くんが本を持って戻ってきた」
「あ、はい、とりあえず読みやすいの2冊から」
「ありがとう。」
「あ、そうだ。ローソク買ってきたんですよ」
「え?30本も?どこに立てるの?」
「今ね、かわいいローソクあるんですよ。数字の。
美樹さんのは¨3¨と¨0¨俺は、¨2¨¨5¨だよ。」
「本当だあ、かわいいね」
「もうすぐ冷めるから、デコレーションするよ」
「うん」
平山くんが、生クリームを泡立てて、用意している
なんか、年甲斐もなく、デコレーションにワクワクしてしまった
一生懸命デコレーションしていたら、平山くんが近付いてきて
「美樹さん、クリーム付いてる」
ほっぺについた生クリームを指ですくってなめた
「なんで?顔に付いちゃうの?面白すぎるんだけど」
またクスクスと笑いながら、私がケーキと格闘しているのを眺めている
「ダメだ…センスない。やってよ…?」
最初のコメントを投稿しよう!