誕生日 #2

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「いいの。センスなくても美樹さんが頑張ったケーキで。今日は」 「や、でも、これは酷いよね?」 「…確かに酷いけど…きっと美味しいよ。何回かやると上手にできるから」 「ふぅーん、仕事みたいだね」 「確かに、そうかも。何でも練習や、実践あるのみだよね。まあ最初からセンスある人いるけど……ね」 「すいません、センスなくて…」 「いいよ、俺ができるから。どっちかできればいいじゃん」 「うん」 いびつにデコレーションされたケーキにローソクを立てて 誕生日をすることにした オードブルを、綺麗なお皿に並べて ケーキにローソクを点す 平山くんが HAPPY BIRTHDAY♪を歌ってくれた ローソクを消して… 「美樹さん、おめでとう」 満面の笑みでお祝いメッセージを言われて、なんだか感極まった 「あ、ありがとう…こうやって家族以外に祝ってもらうの久々で…」 「はは、かなり寂しい誕生日だったんだね。これからは、毎回記念日はお祝いするからね」 「うん。次は平山くんの番だよっ」 平山くんもローソクを立てて、私がHAPPY BIRTHDAYを歌った 。
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