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「あぁ…でも今回は彼女いるしなっ」
と卓也さんは平山くんに視線を送った
「ああ、今回は止めておくよ」
「なんでっ、潤に会えるの年に何回もないんだよ
少し位いいじゃん。卓也兄だって待ってたじゃんか。久々潤と飲めるんだよ」
美緒ちゃんは、尚も引かずに強引に言い張る
平山くんは、困り顔をしているけど久々だし、もしかして皆と飲みたいかなあ?
「潤っ、じゃ、少しだけ飲むか?美樹さんも一緒にさ」
卓也さんが私に遠慮しながら提案した
「美樹さんいいかな?」
平山くんが私の方を見て確認する
……嫌だなっ
二人でいたい
本当はそう思っているのに言えない…
「あ…うん。久々だしね…車どうするの?」
「ダイバーズバー近いんだ。家から。歩いて15分位」
「あ。そうなんだね」
「じゃ、8時にな」
卓也さんは平山くんに手を振って確認した
「了解っ」
「やったあ。じゃ、潤後でね」
美緒ちゃんは満面の笑みで微笑んでから私に向かってクスッて笑ったように見えた
やっぱり…嫌だ
。
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