両親 #2

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「大丈夫?」 少しフラフラ歩いている平山くんの隣に歩いた 「うん、大丈夫大丈夫」 大体平山くんが 言葉を繰り返す時は少し酔ってるんだよな…? 「大丈夫じゃないよ、肩貸すから捕まって。 こめんね…」 「何が?」 「嫌な思いさせて」 「嫌な思いなんてしてませんよ、会えてよかったです」 ニコッて笑うから なんか涙出てきた 犬みたいなんだよね… 平山くん 癒される笑顔で 隣にいると安心できて 私まで温かくなる 「何笑ってるんですか?」 「犬…みたいだなって」 「えー?犬??がっかり」 大袈裟に肩を落とす 平山くんがかわいくて クスクス笑いが止まらなくなった 「俺が犬なら、じゃ、美樹さん飼い主?」 「うん、そうそう」 「じゃあ、今日からペットとして毎日一緒に寝てね」 「え?やだあ、なんで?そうなるの?」 「ペットだから、飼い主さんと一緒にいたいから。お風呂もね」 「いーやーだっ」 「あはは、美樹さん元気出た?」 「うん…」 。
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