第1章

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悪魔の女は気まぐれで怪我をした男を助けた。 「今回だけだぞ。次はない」 男を村の教会に運ぶと悪魔の女は吐き捨てる様に言って、その場を去って行く。 だが、それから悪魔の女の心に今まで感じた事のない暖かい感情が芽生えてしまったのだった。 人を傷つけ、苦しめ、悲しませる事より、それを助け、喜ばせる事が楽しくなっていた。 しかし、それは許されなかったのか悪魔の女は次第に弱っていった。
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