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「一ノ瀬さん?」 「あぁ、ごめん。君が面白い事言うからつい」 面白い事を言ったつもりは全くない。 「別に君が無理矢理とかじゃないから。どっちかって言うと、俺が無理矢理…?でも、お互い合意の上だから安心して」 一ノ瀬さんが無理矢理…? だけど、お互い合意の上? 一体、どういう事? とうとう私の手には負えなくなってきて、もうどうでも良いとさえ思い始めた。 そこで、私はある事を思い出した。 そういえば、契約書の方は見てない。 そう思い、私はテーブルの上に置いたままにしてあった紙を手に取る。
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