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いつもと何だか違う、違和感で目を覚ました。
…私のベッド、こんなに広かったっけ?
いや、広くないはずだ。
だって私のベッドには、この前限定販売で買った大好きな誠君の抱き枕が置いてあるし、その他諸々キャラクターのぬいぐるみも沢山置いてある。
なのに、その大切な物達は一つもなく、代わりに隣で知らない男が寝ていた。
「え、えぇっ!?」
驚きのあまり、思わず飛び起きる。
誰だこの人!何で隣で寝てるの?というか、まずここどこ!?
辺りを見回してみたが、全く知らない場所だ。何か…凄く高級感が漂ってるし!
色々な事について行けずにいると、隣で「うー、ん?」と唸る声が聞こえた。
え……起きた?
どうしよう、もし起きて早々「知らない女が居る」って通報されたりしたら!
そんな事になったら、私の人生終わったも同然だ。
もう大好きなアニメも漫画も、誠くんにも会えない…!
ここは逃げた方が良いのかと思い、ベッドから降りようとした瞬間。
勢いよく手を掴まれてしまい、思わずベッドに後ろからダイブしてしまった。
わっ、なに!?
ふかふかなベッドのお陰で、痛くはないが驚いた。
目を開けると、頭上に見知らぬ男の顔があり、私は固まってしまった。
「おはよう、ハニー。そんな格好のまま出ると、風邪ひいちゃうよ?」
その男の言葉で、私は自分が服を着ていない事にようやく気が付いたのであった。
「い、いやああぁーっ!!」
私の叫び声が部屋中に響き渡った。
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