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これからの事を話し合ってる最中、私はずっと気になっていた事を聞いてみた。
「あの…昨日の夜の行為の事なんですけど…」
なるべくオブラートに包もうと頑張ってみたが、逆にいやらしくなった気がする。
「昨日の夜…ああ、別に俺達してないよ」
「えっ!?」
予想外の答えが返ってきて、思わず大きな声を出してしまった。
じゃあ…何で、お互い裸で一緒に寝てたの?
顔をしかめる私とは正反対に、一ノ瀬さんは何故か少し笑っている。
「…何で笑ってるの?」
「いや、昨日の君は凄かったなーって。この家に来た瞬間、いきなり服を脱ぎだすし、更には俺の服まで脱がせるし…」
そこまで言うと、一ノ瀬さんは吹き出した。
自分の服を脱いで、更には一ノ瀬さんの服までも脱がし始めた…?
それって、そういう行為をするよりも恥ずかしいのでは…!!
言いようのない羞恥心がこみ上げてくるのが分かり、思わず私は近くのクッションを一ノ瀬さんに投げつけた。
恥ずかしくて、死にそうだ…!
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